野村万作萬斎狂言会第19回

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人間国宝、至芸の「箕被」 そして「雷」「仁王」と賑やかに


人間国宝・野村万作と萬斎による、大阪唯一の定期能楽堂公演。19年目を迎える今回は、連歌の趣向もしっとりと夫婦の情愛を描いた女狂言の名作「箕被」を万作の至芸で。また萬斎は、鬼狂言の佳作「雷」とすっぱ物の人気作「仁王」でもシテを勤める奮闘ぶり。人気の「万作芸話」もますます絶好調で、お見逃しなく!
 
番組
 かみなり 野村萬斎 高野和憲 地謡:中村修一 内藤連 岡聡史 飯田豪
 雲間から落ちて腰を痛めた雷は、藪医者に鍼(はり)を打たせるが…。
箕被  みかづき  野村万作 石田幸雄
 女房は連歌に熱中して家に寄りつかない夫に愛想を尽かして離縁を求め、暇のしるしにもらった箕を被って家を出てゆく。その後姿を見た夫が思わず「いまだ見ぬ二十日の宵の三日月は」と発句を詠むと、女房すかざず「今宵ぞ出づる身こそ辛けれ」と付ける。見事な脇句に驚いた夫は、あわてて女房を呼び戻し…。

芸話  げいわ  野村万作
 人間国宝ならではの豊富な話題。味わい深い語り口で好評「万作芸話」

仁王  におう 野村萬斎 深田博治 中村修一 内藤連 月崎晴夫
 賭博で無一文になった博突打は、在所にいたたまれなくなって知人の何某に相談に行く。何某が一計を案じて『仁王が天下った』と触れ回り、博突打が仁王になりすまして立っていると、参詣人が次々にやってきて願をかけ、供物をしてくれる。味をしめて次の参詣人を待っていると、足の不自由な男がやってきて、足を治してほしいと願を掛けて仁王の足をなでまわすので、くすぐったくてたまらない。次第に仁王の相が変わり…。

日時
2014年5月29日(木)・30日(金)各19時開演
場所
大槻能楽堂 大阪市中央区上町A−7 TEL06-6761-8055
出演
野村万作 野村萬斎 石田幸雄 深田博治 高野和憲
月崎晴夫 岡 聡史  中村修一 内藤 連  飯田 豪
チケット
4月4日(金) 発売開始
S席 7,000円 / A席 6,000円 /B席 5,000円
   学生席 3,000円(学生席は森崎事務所のみ取扱)
●お問合せ:森崎事務所 03-6427-9486
チケットぴあ  0570-02-9999 [Pコード435-551]
ローソンチケット0570-084-005(自動応答24時間)[Lコード54183]
      0570-000-407 (オペレーター対応10:00〜20:00)
      http://l-tike.com + ローソン各店舗
e+(イープラス) (PC、携帯)
・大槻能楽堂   06-6761-8055 窓口販売のみ

●企画製作・M&Oplays (株)森崎事務所
*未就学児の入場はご遠慮下さい