野村万作萬斎狂言会
第27回 <狂言三代>
老壮、壮青いずれも父子両シテでお楽しみ
連続27年目、野村万作・萬斎による大阪で唯一の能楽堂定例公演。今回も万作・萬斎・
裕基が顔を揃える《狂言三代》で、いずれも父子共演による2曲をお届けします。
まずは万作・萬斎の両シテで、主人と太郎冠者の虚々実々の駆け引きが見所で、酒盛りでの謡や相舞など、趣向もたっぷりな和泉流専有曲「隠狸」を。また巧まざる絶妙の話術で人気の「芸話」に続いて、萬斎・裕基の両シテで、度外れた無能と愚鈍の果てに失敗するお約束の聟狂言ながら、名歌を巡る古雅な趣もゆかしい「八幡前」をご覧いただきます。
おおらかで軽妙洒脱、緻密にして情感豊かな《江戸前狂言》の神髄をお見逃しなく!
主人は太郎冠者が狸を捕るらしいと聞いて来客に狸汁を出したいと言うが、冠者は「狸など捕ったことはない」ととぼける。実は昨夜も捕ったばかりの大狸を担いで、こっそり売りに出かけるのだが…。
人間国宝の豊富な話題、深い語りで大好評。
八幡前 やわたのまえ 野村裕基 野村萬斎 石田幸雄 高野和憲
石清水八幡宮の山下の長者が、一芸に達した者を一人娘の聟に取ると高札を打つ。無芸なのに聟になりたい若者が先達に相談すると、弓の名手と称して参上し、鳥を射ればいいと教わる。その心は…。
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