伝統の現在'シリーズ第9弾

「熊」 「附子」

狂言様式による新作「熊」
      脚色・森崎一博 (アントン・チェーホフ「熊」より)
      演出・茂山正邦


     出演・茂山正邦  茂山宗彦  茂山逸平


  「熊」「附子」 「熊」「附子」

☆好評のチェーホフ狂言第2弾!+古典狂言の人気曲☆

  前作「ぷろぽおず」で、初めてチェーホフに挑戦し、一幕ものの喜劇「結婚申込」をそのままの構成で聟女狂言、申し妻ものに仕立て上げ、チェーホフと狂言の意外な相性の良さで好評を博した<チェーホフ狂言>、早くも第2作が登場。今回も一幕ものの「熊」を狂言仕立てにしますが、前作とは違って狂言の分類には当てはまらない内容で、いわば鬼山伏狂言と聟女狂言を混ぜ合わせた構成に、悪太郎を思わせる傍若無人な<熊のような男>と、前回以上にパワフルな<わわしい女>が、文字通り狂言回しで右往左往する<太郎冠者>を交えての大バトルと、突然想定外の大団円に突入するまで、三人三様のキャラクターが生き生きと躍動して、さすがにチェーホフの面目躍如。人気と実力を兼ね備えた三人の、新作の代表作となるかも…見逃せません。


あらすじ
狂言様式による新作 「熊」 (くま)  栗腰炭蔵:正邦 太郎冠者:宗彦 女:逸平

  亡夫に操を立てて1年も引きこもる、うら若い未亡人。太郎冠者は外出して新たな出会いを勧めるが、一向に耳を貸さない。そこへ見知らぬ男が現れて、生前の夫に貸したという金の返済を強引に迫って争いになり、ふたりは夫の形見のピストルで決闘することになるが、女はピストルを撃ったことがない。男は撃ち方を教えるが…。


 狂言 「附子」 (ぶす)  太郎冠者:宗彦 次郎冠者:逸平 主人:正邦

  主人は二人の冠者を呼び出して附子という猛毒の入った桶を見せ、番を命じて外出する。附子の方から吹く風に当たっても死ぬと脅された二人は恐いもの見たさ、扇であおぎながら近付いてふたを開けると…。お馴染み、狂言を代表する名作です。

日時
2011年8月11日(木)19時開演・12日(金)19時開演

場所
国立能楽堂 03-3423-1331

チケット
前売り開始:2011年6月17日(金)
入場料金:S¥5,000 A\4,000 B¥3,000 学生\2,500(全席指定・税込み)
チケット取扱:チケットぴあ 0570-02-9999 Pコード:412-412
              イープラス(PC&携帯)
              カンフェティ 0120-240-540(平日10:00〜18:00)
              国立能楽堂 03-3423-1331(窓口販売のみ)
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