伝統の現在'シリーズ第4弾

食卓秘法(てえぶるまなあ)+狂言「蝸牛」

食卓秘法+蝸牛 イメージ

シュールでナンセンスな、あの竹内ワールドが能舞台に出現!

狂言+演劇のコラボレーションとして高く評価されている「伝統の現在’(ダッシュ)」が、いよいよ能舞台に逆上陸! 人間国宝・茂山千作の孫であり、次代を担う狂言師として人気と注目を集める茂山正邦、宗彦、逸平の3人が、あえて劇場での現代劇上演に挑んできたシリーズ第4弾。今回はこれまでとは一転して、現代劇を狂言に料理して、国立能楽堂で演じるという、大胆な試み。竹内銃一郎の伝説的な傑作戯曲「食卓秘法/溶ける魚」を茂山逸平が狂言仕立てに脚色、囃子方も参加しての、豪華意欲作! 見逃せません。

日時
全公演終了しました。
2006年5月30日(火)、31日(水)
両日ともに19:00開演
場所
国立能楽堂
原作:竹内銃一郎
脚色:茂山逸平
出演
茂山正邦・茂山宗彦・茂山逸平
チケット
S席 5,000円 / A席 4,000円 / B席 3,000円 /
学生席 2,500円(全席指定・税込・学生席は森崎事務所のみ取扱い)
ストーリー

食卓秘法

「うなぎ」という名の男が二人、家を建てている。おりしも、夕飯時。二人の男は空腹を抱えながら、本日の食事についてあれこれと思いをめぐらす。と、そこへ高らかな笑い声とともに、第三の男が登場する。「笑い男」と称される謎の男の出現に翻弄される二人の男……。シュルレアリズムの秀作戯曲を、狂言風に大胆にアレンジ。突然やってくる不条理に翻弄される人間の滑稽さを描く。

狂言:蝸牛

主人は長寿の薬になる蝸牛を祖父に贈ることにし、太郎冠者に捕ってこいと命じる。さて蝸牛を見たことのない太郎冠者は『頭が黒くて腰に貝を付け、時々角を出して、大きいのは人間並み』と教わって藪にくると、山伏が寝ている。その姿を見て蝸牛だと思い込み、早速連れて帰ろうとゆり起こすが……。